2015年11月アーカイブ



France Won't Host Wineless Dinner

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イランのロウハニ大統領は11月の14~17日の日程で、イタリアとバチカン、フランスを訪問する予定でした。


例のパリのテロ攻撃を受け訪問は延期になってしまいましたが、オランド大統領は訪問最終日を飾りエリゼ宮の公式晩餐会にロウハニ大統領を招待しました。

しかしイスラム教圏の人々は宗教的に酒類や食べるものの制限があり、もちろん大統領も例外ではありません。
ワインをテーブルの上においても許されず、イラン側はディナーの席でワインのサーブをしないよう要請しました。

フランス側はもちろん

「Non」

エリゼ宮でワインを出さない晩餐会はあり得ない!
さすがフランスです。
宗教上の理由がどうであれ、フランスの姿勢は曲げません。


またイラン側からハラル・ミールを出して欲しいとのリクエストも
(イスラム法上で食べることが許されている食材や調理法)
もちろん

「Non」

妥協案としてフランス側は朝食を共にしましょうと提案しました。
するとイラン側は朝食のメニューを見て、「cheap」だと拒否しました。


結局はパリのテロ事件がなくても世紀のディナーは実現しませんでしたね。
両国共主張が強いですが、相手に合わせず、曲げない姿勢は是非とも学びたいものです。





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ニューヨークを拠点とするミシェラン三ツ星の人気レストラン 「ジャン・ジョルジュ」
1997年にNYのトランプ・インターナショナルの1Fにオープン以来、ずっとトップの座を不動にしているレストランです。

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nougatine-at-jean-georges.jpgのサムネール画像

少しカジュアルに食事が取れるバーエリア


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奥のダイニングエリアは白を基調し天井が高く広々とした空間が広がります。
NY本店は10年間連続ミシェラン3つ星を獲得しています。

そして今回初めて東京のジ「ャン・ジョルジュ」にお連れいただきました。
東京店もオープン間もなく1星を獲得したそうです。

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1階はカウンター席のみ。
オープンキッチンなのでシェフたちが料理を作るのを見ながらお食事が楽しめます。
フランス料理はそれぞれが違う料理を注文しても料理を冷ますことなく同じタイミングで出せるかが腕の見せ所です。
彼らは"あ・うん"の呼吸で無駄な動きがなく素晴らしいチームワークで手際よく料理を完成させます。まるでパフォーマンスを見ているかのよう整った美しい動きでした。
料理を出すタイミングもパーフェクト。
そして常にキッチン内は綺麗に整頓され美しいまま料理を作ります。



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そして素晴らしいディナーの主役はPP100点の「シャトー・ポンテ・カネ」2010年、友人夫婦がわざわざアメリカから持ってきてくれた貴重な1本を一緒にいただきました。
美味しさも嬉しさもひとしおです。




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Thank you Mr&Mrs S  I love you !






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今日は大好きなお友達とホームディナー
DP05のウエルカムドリンクをいただき
900グラムのローストビーフと手作りのお食事とともにオーブリオン98年で楽しいひと時を過ごしました。



ワインを美味しくいただくって「人生の幸せ」の全てが揃っていますよね。

 まずは美味しく食べて美味しく飲める健康な体があって、一緒に気兼ねなく楽しめる友達、家族、仲間、好きな人がいて、どの国の人とも様々な会話も楽しめる話題や知識を持ち合わせ、
そしてその時間を優雅に楽しめるちょっとした精神的金銭的余裕がある。。。っね!


ワインを美味しく飲むって人生幸せって!ことなんですね。
国境も年齢も性別も関係なくみ〜んな仲良くなれるし、特に高級ワインを飲むとホントみんながハッピーになるんです。

前回AOS社のイベントでChディケムをお出しした時、あるお客様が「自然に笑顔になるワインですね」とおっしゃっていただきました。
高いワインはその価値があるんだと改めて実感です。

FBで開催しているワイン部はそんな集まりです
ワインで世界中に友達の輪を広げ毎日がより豊かな気持ちになることを願って。




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ムートン2013年、韓国人アーティストのリーウーファン氏のラベルがお披露目されました。

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シンプルなデザインですね。
1936年に韓国で生まれ、日本の大学を卒業されている世界的に活躍するアーティストです。

しかしワインの出来はどうかといいますと。。
2013年産はあまりよい評価は獲得できませんでした。

下のLiv-exのグラフをごらんください。
2001年から13年のパーカーの評価(点)と今の市場価格(棒)をあらわしています。
13は01に比べ評価は高いのですが価格は低く、同様に04と07を比べても一番低い市場価格になっています


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参考までに2014年はどうでしょうか
評価は2010年並みの高評価だったにもかかわらず、価格は伸びていません。
高評価のボルドーでしたら数年前でしたらプリムール後まだワインが市場に出回る前に転売が続き価格は一気に高くなりました。
特に中国・香港の業者、個人はプリムールの割り当てがなく、直接ネゴシアンから買うことはできませんでしたので、セカンダリーマーケットで購入していました。

2011年後半からボルドーの人気が下がり前年と変わらない価格で取引が行われています
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今までお手頃価格で人気の高かったプティムートンは2014年から評価と価格が割合が逆転しました

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ここで巻き返しを図りたいシャトーは韓国人アーティストを起用し、韓国マーケットを狙っているのかな。。と





リッツカールトンで行われたガンベッロロッソのテースティングで

ガンベロロッソの編集長、マルコ・サベリコさん、
25年間、ガンベロロッソで編集を務めるベテランです。
イタリアの品質、生産、人気はこの25年で劇的に変わったとおっしゃっていました。


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Liv-exのグラフをごらんください。
各生産地の平均取引量をあらわしています。
赤いドットはボルドーの取引量ですが、2010年からどんどん下がっています。
赤い棒はブルゴーニュですね。2013年はダントツの取引量です。
そして確実に取引を増やしているのが、ブルーのイタリアン、そして負けていないのが、グリーンのシャンパン
2015年にシャンパンの取引は劇的に伸びています。




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オークションでもイタリアワイン、特にスーパータスカンの落札額はどんどん上がっています。
特にアメリカは大きな市場です。




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1870年からヴェネト州でワイン造りを行う一押しの生産者 「Antonio Facchin」
今年はプロセッコが賞をもらいました。

シャンパンのように上品でなめらかな味わいを醸しだしています。
泡も細かく後味も長くクリーミーな味わいです。

プロセッコは世界中でどんどん需要が増え生産が間に合わないほどの大人気です。
特に年末は忙しく赤いベストのオーナーのパトリッツオさんは
「クリスマスまでは寝れない」とニコニコ顏です。









イギリスを訪問していた習近平国家主席
バッキングガム宮殿で行われた晩餐会のメニューを入手しました。

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間違いなくオーブリオン89年。

89年は天案門事件のあった年。
わざとその年のワインを選んだのではという噂が日本のネット上で流れているとのことですが、
1989年のワインを選ぶのであればオーブリオンは絶対に選びません。

本当にこのワインは特別なんです





このアーカイブについて


渡辺順子氏プロフィール
ニューヨーク移住。フランスでのワイン留学後、2001 年より世界最大オークションハウス、ニューヨーク・クリスティーズでアジア人初のワインスペシャリストとして活躍。2009 年に退社し、ワイン・コンサルタントとして独立。ワイン投資のアドバイザー及びセラーを管理するセラーマネジメントを行う。欧米のコレクターやワイン商と取引し、アジア諸国に向けて事業展開中。


限定ワイン販売サイト wine18.jp


渡辺順子 著書
『日本のロマネ・コンティはなぜ「まずい」のか』
幻冬舎ルネッサンス新書


雑誌 美ストーリー 5月号掲載
ワインやアムール・・・ 『フランス人は更年期知らず』って本当?


雑誌 Sevenhills セブンヒルズ 5月号掲載
From New York ~世界の街の“今”を現地からお届けします。
コラム「渡辺順子のワインに乾杯!」 Vol.10

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