2015年5月アーカイブ


さて前回のスペインワインに引き続き、イタリアワインを選びました。




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カサノバデネリ

ヴィラプッチーニ




当日の演目の最後



プッチーニの「私のお父様」に合わせてイタリアトスカーナのワインをピックアップしました。


カサノヴァ ディ ネリ





1971年イタリアのモンタルチーノに設立された家族経営の小規模なワイナリーです

2006年 このワイナリーに大きな転機が訪れました。


 アメリカのワイン雑誌 ワインスペクタータの「ワイン・オブ・ザ・イヤー」に

「2001年産 ブルネロディモンタルチーノ、テヌータ ヌオヴォ」 が選ばれました。


アメリカではワインスペクターの発表と同時にワインが完売し、

このニュースはすぐにイタリアを始めヨーロッパに広がり、ヨーロッパ各国のワインショップからも一夜にしてワインが消え、まさに「シンデレラ・ワイン」となりました。


カサノヴァ・ディ・ネリは押しも押されぬトスカーナを代表する造り手になりました





そして「ヴィラ・プッチーニ」


フィレンツェ出身のカステッラー二家はダンテの時代(13−14世紀)から市政にかかわる一族でその当時からワイン造りを行っていました。

カステッラーニ家のワイン造りの根底にあるのは「ワインの質は畑から始まる」という哲学です。

広大に広がるワイン畑は常にぶどうに優しい環境を保っています



美しいラベルのブルネロディモンタルチーノはヴィラプッチーニのシグニチャーワイン。

サンジョベーゼ100%で造られ、スパイシーでフレッシュな味わいです。



プッチーニの「私のお父様」は若いラウレッタがリヌッチョと結婚を懇願し、ラウレッタのお父さん ジャンニ・スキッキ に結婚のための指輪を買いたいと甘えています。

恋が叶わないならポンテヴェッキオの橋の上から身を投じるとお父さんを驚かせます。

身を焦がす恋心が苦しくて、死んでしまいたいほどの一途な思いを表現しています。


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ポスターのジャンニ スキッキはかわいい娘ラウレッタのため、遺産をだましとる、喜劇オペラです。



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ワインはラウレッタのように、若々しくフレッシュでチェリーやプラムのようなフルーティーさを感じるこのワインがぴったりだと思いました。


ワインは甘く愛くるしくラウレッタのようですが、これから熟成とともに、ふくよかで素敵な女性に成長していく大きな可能生を秘めているワインです。




毎月20日はワイン部恒例のワイン会を開催しています。

昨日は銀座のワインバー[オステリア・ダ・カッパ」で 少人数の「プチワイン部」しました。



昨日のワイン部は6月15日、せいあちゃんのリサイタルの後に開催するワイン会でサーブするワインの試飲を行いました。

彼女の演目に合わせ、以下4本をセレクションしてみました。


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左から

カサノバデネリ

ヴィラプッチーニ

ガウディウム

MCフラメンコ



当日の演目は

ビゼー カルメンより「ハバネラ」

カッチーニ「アヴェ・マリア」

プッチーニ「私のお父様」


この3曲です。


「ハバネラ」は「カルメン」の第1幕でヒロインのカルメンが情熱を込めて歌うアリアです。

美しく魅力的なカルメンが私との恋はとても刺激的よ"とドンホセに歌うと堅物の彼もカルメンにメロメロ。彼女の虜になってしまいました。

絶世の美女、せいあちゃんにはぴったりの演目です。


カルメンはスペインのセヴィリアが舞台になっていますので、スペインのワインを選びました。

「カウディウム」



IMG_3556.JPGのサムネール画像


このワインは情熱的でセクシーでまさにカルメン自身を表現するワインです。

タンニンが強く甘みがありそのなめらかな口あたりはトロけてしまいそうなほど官能的です。

「ハバネラ」が聞きたくなるそんなワインです。

「カウディウム」とはラテン語で「満足」とか「喜び」を意味するそうです。





さてもう一本、

「MC フランメンコ ラベル」

とっても魅力的なフラメンコのラベルです。 セヴィリアはフランメンコの本場ですね。

こちらもヴェルヴェットやシルクのようななめらかなタンニンがとてもエレガントです。

このワインも力ずよくしっかりした骨格がありますが、女性らしさを感じるワインです。


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さてさて、、カルメンにはどちらが合うかな〜

もう一度カルメンのオペラを見て、せいあちゃんの歌声を聴いて直感で選びます〜




5月14日はAOSグループの20周年を記念してホテルオークラで
約400名のお客様をお招きし、盛大にパーティがー行われました。
この記念すべき日の賞品としてAOS様と同じ生まれ年のワイン1995年のラトュールをご用意しました。
他にはアップルウォッチ、ゴルフパター、ホテルオークラの御食事券、マンダリンホテルの利用券など、豪華景品がたくさん用意されました。

スクリーンに、SMSをつかって賞品の抽選方法が映し出されています。


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私は1995年 ラトゥールについて少しお話ししました。


「Latourはご存知 5大シャトーのひとつですね。
1855年、パリ万博を記念して、ボルドーメドックのシャトー、1級から5級まで格付けが行われました。
ラトュールは見事1級に輝きました。
5大シャトーという名称はワインの業界では一番、パワーがありブランディング力が強いと言われています。
中でもラトゥールはシャトーのパワー、価格、資本力、どれをとっても影響力があり、ブランド力の強いシャトーだと思います。
ラトュールのオーナーは世界長者番付けには必ず名前が挙がるフランソワ・ピノーさんです。
彼は私の前職であるクリスティーズのオーナーでもありますので、オフィスのセラーには毎回ラトュールがびっしりつまり、ほぼ飲み放題の状態という、非常に恵まれた、働きやすい職場環境が整っていました。

もちろんラトュールは資本力だけでなく、古い歴史も誇っており、1331年にはラベルにある要塞が建てられていたと記録が残っています。
この要塞が建てられてすぐイギリスとの百年戦争が始まってしまいました。フランス軍が勝利を収めますが、最後までイギリスの将軍「タルボー将軍」はラトュールの要塞を最後の砦として戦っていたと言われています。
フランス人にとってもイギリス人にとってもこのラトゥールのシンボルである要塞は感慨深く、誇り高く思っているようです。

1995年の評価は、ロバートパーカーさんは96点の高得点を付けています。
余韻が40秒以上も続きとても美しく、官能的なワインと表現しています。
でもそうは言われても、すぐには飲まないでください。
少なくてもあと30年は寝かして。。
30年後には味はもっともっと美味しく、価格はもっともっと高くなっています。

私もワインと同じように時が経ちもっと価値があがるようになりたいなと思いました。。









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そして400名様の中から当選した方へ。

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このアーカイブについて


渡辺順子氏プロフィール
ニューヨーク移住。フランスでのワイン留学後、2001 年より世界最大オークションハウス、ニューヨーク・クリスティーズでアジア人初のワインスペシャリストとして活躍。2009 年に退社し、ワイン・コンサルタントとして独立。ワイン投資のアドバイザー及びセラーを管理するセラーマネジメントを行う。欧米のコレクターやワイン商と取引し、アジア諸国に向けて事業展開中。


限定ワイン販売サイト wine18.jp


渡辺順子 著書
『日本のロマネ・コンティはなぜ「まずい」のか』
幻冬舎ルネッサンス新書


雑誌 美ストーリー 5月号掲載
ワインやアムール・・・ 『フランス人は更年期知らず』って本当?


雑誌 Sevenhills セブンヒルズ 5月号掲載
From New York ~世界の街の“今”を現地からお届けします。
コラム「渡辺順子のワインに乾杯!」 Vol.10

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