2011年5月アーカイブ



やっぱりシャンパン飲みたい...

 

Congratulations!

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これぞ、ニューワールドのピノノワール。

 

「元祖カルトワイン」と言えるグレースファミリーワイン。今日はシニアソムリエのM様がご自身の約100人規模で行われたレクチャーの後2006年のグレースファミリーをお持ちくださり私もご相伴に預かりました。

 

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カリフォルニアは1980年半ばごろから金融関係、弁護士、医者等のリタイア組がナパにワイナリーを設立し、91年94年97年のグッドヴィンテージで高得点を獲得したワインがオークションをにぎわせ、カルトワインの名称を確立させ、ナパワインの威力を世界に示しました。

そのワイナリーラッシュより一足先にワイン造りを始めていたのが、グレースファミリーでした。

オーナーのディック・グレース氏はサンフランシスコでストックブローカーとして活躍後、1976年小さなヴィクトリアン調の家を購入し、その後この家は世界に名だたる「グレースファミリーワイン」と言うワイナリーなりました。今でこそブティックワイナリーはいたるところに見受けられますが、当時はグレースファミリーの周りはぶどう畑というより、プラムやウォールナッツの畑が広がり、近くには養豚場もあったそうです。

私も実際、グレースファミリーを訪ねた事がありますが、ラベルにあるそのままの外観ですが、とてもこじんまりとした印象をもちました。

1978年、グレース氏の友人であるチャールズ・ワーグナー氏、ご存じケイマスヴィンヤードのオーナーですが、ケイマス・ヴィンヤードのブドウで醸造し、その後ハイジ・バレット女史が醸造を担当し、「カルトワイン」として誰もが認めるワインとなりました。

2006年に行われた 「Naples Wine Auction」で 2003年のグレース・ファミリー(12リットル)が$90,000で落札されたのはご存じの方も多いかと思います。

 

 

グレースファミリーワインの前にこちらの

Michel Colin-Delger, Chevalier Montrachet 03 を頂きました。

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トーストした樽、バタリーでミネラル豊富、芳香も味わいも奥深く後味が長いのですが、切れ味が良く澄みきった口当たりでした。

パーカーポイント91点の高得点を獲得しています。

 

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 orexis の美味しい料理を堪能しました。 M様ありがとうございました。

 

 

 

 

 



ブルゴーニュの白ワインを彷彿させるカリフォルニアの白ワイン!


これ飲むと気分が右岸に行く?!
目をつぶるとドルドーニュ川が流れてる。。。

 

オバマ大統領夫妻はイギリスのエリザベス女王主催の晩さん会に出席しました。

 

President Obama's Toast Gaffe

この席で大統領は乾杯のスピーチを述べ、イギリス国歌が流れている最中に女王陛下に向かって乾杯とグラスをあげてしまいました。

イギリスでは国歌が流れている時はスピーチをする事も乾杯をすることも許されていません。

もちろん女王陛下は大統領の「乾杯」の言葉を無視して、国歌が終わるまでじっとしており、少々気まずい空気が流れました。

 

気になるのはその晩餐会でふるまわれたワインですが、こちらがそのリストです。

 

2004 William Fevre, Les Clos, Grand Cru Chablis

シャブリ、レクロ by ウィリアム ファーブレ2004

1990 Domaine de la Romanée Conti, Grand Echezaux

エシェゾー by DRC 1990

1963 Port

ポート 1963

でした。

 

またイギリス訪問の前にオバマ大統領は5月20日にメキシコのカルデロン大統領をホワイトハウスの晩さん会に招待していましたが、

その時のワインリストはこちらですが、ゲストの重要度によってサーブするワインは変わります。

一国の大統領なんですから、もう少し高いワインでもよかったと思いますが。

Paul Hobbs Ulises Valdez Chardonnay 2007 Russian River

 Herrera Cabernet Sauvignon 2006 Selección Rebecca

Mumm Napa "Carlos Santana Brut" N/V

 

 



主張がないけど、レベルは高い。。。日本のOLのような。。。
 

 

 

今日は六本木ヒルズクラブのメンバーが集う 「グラスワイン選定委員会」と呼ばれております、ヒルズクラブのレストランでサーブするグラスワインを選ぶテースティングに参加しました。

毎月サーブするワインをヒルズクラブのメンバーの投票で決定します

 

今回は7種類あるロゼワインから選びました。

エントリ―はこちら

コートドプロヴァンス ロゼ シャトー デスクラン08

エートゥーゼットロゼ05

リンマーヴァングリ04

モンテヴィエホ フェスティボ09

マストロベラルディーノ ラクリマローサ09

コードデュローヌ タヴァル ドメーヌ ドラモンドレ09

ターキー フラット09

の7種類

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                                 メインのソムリエさんです。

 

一位に輝いたのはリンマーヴァングリ。

私としてはロゼは果実味があり、よく冷やして軽く飲みたいほうで、このワインはそう言う意味ではかなり重い味わいでしたが、お肉にも合いそうなワインです。 メインのお肉に合わせてロゼを頂いても全然ルール違反ではないし、このロゼでしたら、ワインもお食事もおいしくいただけると思います。

 

日本に来て初めてのワインテースティングに参加しました。

主催するより、参加する方が楽しいですね。

 

そしてその後はヒルズクラブの中華で評判の辛いラーメンをいただき〆

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3月に東大震災が起こり、今も精神的にも経済的にも苦しんでいる被災者の方々がたくさんいます。その被災者の方々に私たちが出来る事は一生懸命働いてその一部でも義援金として送る事ではないかと思いました。
そして同じ志しを持つ4社が集まり、チャリティーオークションを開催しました。
Faust AG
Fiat Caffe
Premium Wine
Seven Hills Premium
(alphabetical)

そしてこの開催に賛同し、ワインを協賛してくださった
Lambrusuco JAPAN
Ms Wine

ありがとうございました。

また各界でご活躍のかた、著名人、有名人の方々から数多く出品していただき、落札価格の全て100% と一部の参加費を合わせ総額739、000円を日本赤十字社へ寄付させていただきました。

詳細はこちらです。ご覧下さい。

http://premiumwine.co.jp/news2011_May19.html


御陰さまで大盛況でおわりました。










 

今日はミッドタウンにありますユニオンスクエァ東京へ行ってきました。

ご存じNYのUnion Squre Cafe の姉妹店ですね

 

世界的に有名なレストランター、ダニーメイヤー氏が1985年、レストランを初めてオープンしたのが、このユニオンスクエアカフェでした。

1997年から2002年まで6年連続でザガットの人気レストランのトップを飾り、その後も2位より下に落ちたことがないニューヨーカーにもっとも愛されているレストランです。特にここのシグニチャーディッシュのハンバーガーは超絶品。またお値段もお手頃です。

ハンバーガーがフレンチレストランでサーブされるようになったのは、ダニエルブリューがカジュアルレストランとしてオープンしたDBビストロモダンが最初。 高額なバーガーブームの火付け役となりました。

当時はハンバーガーと言えばファーストフードのイメージしかなかったのですが、ダニエルはなんと最高級のビーフを使用し、中にフォアグラを入れトリフュを上からまぶすと言う、豪華なハンバーガーを考案しました。価格は当時では破格の29ドルでしたが、予約が取れないほど大当たり。 またフォークとナイフを使うのが苦手なアメリカンもフレンチレストランで堂々と手で食べれる気軽さも受けたのかもしれません。

ビーフにフォアグラにトリフュとすごいボリュームですが、女性でも簡単に平らげれます。

  

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NYのユニオンスクエアカフェのバーガーはこちら。 15ドルです。 こちらもかなりのボリュームですが、全然重くなく、食後のデザートも軽く食べれて、胃にももたれません。 

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そのメインシェフであるマイケル・ロマーノ氏がユニオンスクエア東京でチャリティーディナーを開催しました。

そのディナーに誘っていただき私も大いに堪能しました。

 

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一品一品に料理の特徴があり、まったく飽きません。 いろいろな食材を使用されていますので、満腹感より満足感がかなり満たされました。 消化がいいのか、翌朝はしっかり朝食をいただきました。 ブラボー!

美味しいお食事と素敵な仲間と会話でとってもとっても楽しいひと時でした。

 

 

 

 

 

SKY

 

 

銀座の三井ガーデンホテルにあります SKY と言うとっても素敵なレストランでニューワールドのワインを頂きました。

 

まずはスパークリングワインはこちら

 

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Argyle Brut

アーガイルワイナリーはオレゴンに位置していまして、ワインスぺクテイタ―のお気に入りワイナリーです。

私も以前日経大人のOFFでナパ以外のお勧めワインと言う事で、アーガイルのピノをご紹介させていただきました。

もちろんオレゴンですので、ピノが有名ですが、とても上質なスパークリングワインも造っています。

非常にまろやかで、シルキー。ライム、パイナップル、レモン、ハーブなど、色々な香りが楽しめます。

泡立ちも細かく、クリスプでシャープな後味ですので、アぺリティフとしては最高の選択です。

 

 

 

 

 

 

 

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オーガニックでヘルシーな産地直送の野菜をつかっており、濃い味わいではありませんが野菜やお肉の旨みが凝縮されていて、とっても美味しかったです。

 

 

白ワインはFrancis Ford Coppola Winery のVorte Sante, Chardonnayです。

 

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こちらは100%シャルドネ種で、半分ステンレスは半分フレンチオークの樽で発酵させているようです。

樽から来る樹木の深みと、ステンレスのシャープさがミックスされ、飲み心地の良い口当たりとなります。

ハニー、シナモン、熟した果実味にシトラスの酸味のバランスがいいですね。

 

ワイン名である「Votre Sante」とは「for your helth、健康の為に」と言う意味で、コッポラ監督の祖母マリアさんが、毎回ワインを飲むときにグラスを上げて「Votre Sante」と言っていたことから命名されました。

 



甘いだけのゲヴィルツトラミネールではありません! 苦みがあって、飲みやすいです。
これでもう少しアルコール度数が低ければもっとファンが増えるのに。。。

 

 

ペサックレオニャンを代表するワインとなったCH. Smith Haut Lafitte、白を頂きました。

以前はあまりパッとしなかったワインですが、1991年に今の所有者 カティアール家に売却され、その後精力的に改善、改良また投資も行われ 2000年頃から、品質がぐっとあがりました。 またパーカー氏にも大絶賛され赤ワインだけではなく、白ワインも大人気のシャトーとなりました。

今日は赤坂サカスにある C.P.A へ持ち込みました。

 

料理もとっても美味しかったです。

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お食事はイベリコ豚の生ハムやパエリア等を     合わせました。

 

                                                                            

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2006年産

パーカーポイント93点

グラスから立ち上がるハニーの香りに気分はうっとりです。色合いは濃く、黄金色に輝いており、   トロッとした感覚です。

柑橘系の果実の香り、レモンや、ライムのような酸味とオレンジの皮がミックスしています。白いお花、きんもくせいや花梨  のアロマも魅惑的です。  パーフェクトな甘みが口のなか一杯に広がります。香りは少しこってり感を連想させましたが、甘みがありますが、口の中はさわやかでさっぱりとします。 ボディーも厚く、しっかりした骨格を持っていますが、飲む人を決して疲れさせないとっても美味しいワインです。             

 

 

さて、先週無事ロイヤルウエディング終えたウィリアム王子とキャサリン妃のお二人ですが、キャサリン妃は結婚式の前日、ご家族と親しい友人と一緒にホテルで夕食をとられ、その時注文したワインがこちら

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Casa Lapostolle Sauvignon Blanc 2009  

ホテルのワインリストでの価格は約4000円との事です。

ディナーはビーフをオーダーしたようですが、 赤ワインで歯の色が変わってしまうといやだからと白ワインを選んだそうです。

 

 

 

 

 

Casa Lapostolle (カサ・ラバストール)はフランスのラバストール家 (リキュール会社グランマニエの創立者) とチリのラバト家の合同出資により1994年チリのコルチャグアにワイナリーを設立しました、今はマニエ・ラバストールグループの傘下になっています。

まだ新しいワイナリーですが、莫大な出資で最新技術を駆使した設備を整え、ミッシェル・ローランド氏を醸造コンサルタントに向かえ、20万ケースを生産する、大ワイナリーとなりました。

 

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また左の写真にあります、カサ・ラバストールの クロ・アパルタ・コルチャウガがアメリカのワイン雑誌 「ワインスぺクテーター」で2008年のトップワイン1位に輝きました。

その影響もあり、ワイナリーは世界的に有名になりました。

 

 

生産量が少なく、またWSの一位に輝いた事もあり、なかなか入手困難なワインではありますが、私も試飲してみました。

1997年がファーストヴィンテージで、地元品種のカルメール、メルロー、カベルネソービニオンそしてプティ・ベルドーをブレンドしています。

 

とにかく味わいはBIGです。 フルーティーと言うより、フルーツのジャムのような味わいで、イチジクのジャムに甘草とカシスを混ぜたようなボリュームで、2,3杯で飲み疲れしてしまうほどのパワフルさです。

カリフォルニアワインほど、アルコール度数は高くありませんが、チリの太陽の光をたくさん浴びて、ブドウからの糖分とミネラル、エキスがたっぷりワインに入っています。向こう側が見えないほどの色合いです。口当たりは非常にシルキーで滑らか。。 

パワフルなワインがお好きな方にはお勧めです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



遂に2010年ボルドーのパーカーポイントが発表されました。


 「Bordeaux 2010 is great but not 'the greatest' 」 
2010年はすばらしいけど最高の出来ではないとの事ですが,

彼のスコアーはこちら

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最近高得点を獲得しているPontet Canetですが、
加えてBDL とEglise Clinetが96−100がマークしたのは業界でも驚きです。

パーカー氏曰く、2010年は2000年代のなかでは05と09と共にベスト3に選ばれる出来とコメントしています。



また2008年産のボトルテースティングのポイントも発表しました。
プリムールの時に行ったバレルテースティングから比べると全体的にポイントが下がりました。
しかし、ラフィットは98点キープと言う事でまたまた価格は高騰しますね。

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国が変われば法律も変わりますが、ワインの世界も同じです。

 

アメリカは州によってはワイナリーからワインを個人宅へ直接送ることができません。 

以前メーリングリストで購入した ハーランエステートの造り手、ボブ・レヴィーのワインを購入した時、カリフォルニア州とニューヨーク州間はライセンスを持っていないとワインを直接送ることができないとのことで、ワインをいったんカリフォルニアの知り合いのセラーに送り、それからNYの自宅へ送ってもらった事がありました。

またそのお隣の国カナダはもっと法律が厳しく個人が所有しているワインでも州をまたいで運んではいけないし、またワイナリーはお隣の州にワインを売ってもいけないそうなんです。

この法律ができたのは1928年で、アメリカで禁酒法が実施されていた時代ですので、その関連もあるのかもしれませんね。

しかしこのひんしゅくをかった禁止法は無許可で販売、製造をする業者を増やす結果となり、またNYには5万件近くも違法なバーが存在していたと言われています。 今でもマンハッタンのダウンタウンへ行くと当時 「speak easy」と呼ばれた違法でオープンしていたバーが存在しており、当時のまま看板もなく、一見普通の家のようなたたずまいを残しています。

よく、映画にも登場する「21クラブ」はスピークイージーの代表ですね。

さてさて、カナダのワインですが、カナダのセレブ、 テリー・デヴィッド・マリガン 氏は州をまたいでワインを運ぶことができないなんて、ただのお役所のいじめだと言い、彼は逮捕覚悟で5月13日にブリティッシュ・コロンビア州からアルバータ州へ、帰りはオンタリオ州からBC州へ自分の車に乗せてワインを運ぶと彼のラジオ番組で放送しました。

 

 

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この方がマリガンさんです。

 

「小さなワイナリーを助けるため」との事です。カナダのワインの法律を変える一歩となる様、願っています。

Good luck!

 

 

 

 

 

ワインは飲むだけでなく、見ても楽しめるものなんです。

しかし、そのお値段は約900万円。

 先日私が勤めていたNYのクリスティーズでAndy Warholの「Grape DD」がオークションにかけられ、$104、500で落札されました。

 

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オリジナルは こちら で、Warholは6種類のブドウを描いています。

 

またムートンの1975年のラベルも彼が担当しましたね。 こちらはブドウではなくバロンフィリップの肖像画が描かれています。

 

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このアーカイブについて


渡辺順子氏プロフィール
ニューヨーク移住。フランスでのワイン留学後、2001 年より世界最大オークションハウス、ニューヨーク・クリスティーズでアジア人初のワインスペシャリストとして活躍。2009 年に退社し、ワイン・コンサルタントとして独立。ワイン投資のアドバイザー及びセラーを管理するセラーマネジメントを行う。欧米のコレクターやワイン商と取引し、アジア諸国に向けて事業展開中。


限定ワイン販売サイト wine18.jp


渡辺順子 著書
『日本のロマネ・コンティはなぜ「まずい」のか』
幻冬舎ルネッサンス新書


雑誌 美ストーリー 5月号掲載
ワインやアムール・・・ 『フランス人は更年期知らず』って本当?


雑誌 Sevenhills セブンヒルズ 5月号掲載
From New York ~世界の街の“今”を現地からお届けします。
コラム「渡辺順子のワインに乾杯!」 Vol.10

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