2011年4月アーカイブ

 

 

 

NYの老舗ワインショップであり、大手ワインオークションハウス「アッカー・メラル&コンディット」 社が 難破船から発見された超レアなシャンパンのオークションを行うと発表しました。

このシャンパンは1840年代産でヴーヴ・クリコとジャグラーのものと判明しました。

フィンランドの自治領であるオーランド諸島で難破した船から見つかり、ロシア帝国のニコライ1世の宮廷へ運ばれる途中バルト海で難破したと言われています。

  

 

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開催日は2011年6月3日、シャンパンの所有者であるオーランド自治政府の協力の元、現地でオークションを開催します。

 

アッカーのCEOである、ジョンは「約2世紀近くも生き続けたシャンパンは前例がない。そのオークションを開催できることはとても光栄です」と語り「歴史に残るオークションになると」と述べました。

またスエ―デンの有名なシャンパンライターのRichard Juhlin 氏は大体1本あたり$500,000ぐらいで落札されるのでは、と予想しています。

 

誰が落差するのかとても楽しみです!

 

 

 

 

 

 

 

先日、カリフォルニアワインを世界に広めた立役者の一人、ジェス・ジャクソン氏がお亡くなりになりました。81歳でした。

世界的にも有名なワイナリー Kendall Jackon の創立者であり、ワイナリーからだしたVintner's Reserve Chardonnayが大当たりし、ジャクソン氏はビリオンネイヤーの仲間入りを果たしました。

 

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彼もワイン業界への転職組でもともとはサクセスフルな弁護士でした。そして奥様のJane Kendallさんと1974年ナパに土地を買ったのが、ワイン作りへのスタートとなりました。

それからわずか30年の間に、カリフォルニア、南米、イタリア、フランス、を中心に30にも及ぶワインのブランドを作り、

総生産量なんと500万ケースを年間で出荷していました。彼の功績は非常に大きいですね。

 

私はナパに行くと、必ず彼のワイナリー Cardinal に寄ります。

丘の上に位置するワイナリーはとっても広々としていてそこから見渡す景色は絶景です。

ワインがより一層美味しくいただけます。

ここでのランチもおすすめです。

 

今日はVintners reserve Chardonnay を飲んでジェス・ジャクソン氏を偲びます。

 

 

 

 

 

 

以前、ワインスぺクテーターの書き込みサイトにエスカルゴと絶対合わないワインととして、オーストラリア産シラーズと書かれていたことを思いだしNYから買ってきたこのオーストラリア産シラーズ Mitolo をレストランに持ち込み、テースティングすることに。。

 

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このMitoloは1999年に設立された新しいワイナリーですが、オーストラリア産好きのパーカーに気に入られ、2004年産のMitolo Shiraz Savitorに98点という高得点を獲得しPenfoldや Chris Ringland と言った大御所のワイナリーと共にオーストラリアを代表するワイナリーとなりました。

私はこのワインはNYのワインショップで購入して今回日本に持ってきましたが、日本ではまだ入手不可能なワインのようです。

 

さて、ワインスぺクテーターの書き込みに書かれるほど合わない組み合わせと言う事でしたが、hmm...確かにエスカルゴのオイリーさとワインのタンニンが重く感じましたが、個性のある味わいを生かし良い部分を引き出し合って いい組み合わせだったように思います。

ワインはローストしたコーヒー豆や、黒コショウのようなスパイシーな感じに加え、ブルーベリーやカシスのような濃厚なフルーティーさとバジルのようなハーブ香がありました。

オーストラリア産は少し甘みがありますので、それが濃厚過ぎてエスカルゴにはちょっとtoo muchではありましたが、胃が元気の時は面白い組み合わせだと思います。

 

 

 

 

 

 

春らしい軽めのピノです。

2003 Bourgogne, Maison Leroy

 

 

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このメゾンルロワはネゴシアンとしていろいろなワインを醸造しています。

今日の一本もネゴシアンもののワインですが、"ネゴシアンもの"とは何かと言いますと、シャトーやドメーヌは自社畑をもち独自に畑の管理をしブドウを栽培し、醸造していますね。

ネゴシアンは自分達の畑は持たず、契約農家やブドウ栽培業者からブドウを買い付け、醸造、貯蔵、瓶詰めを行い自社ブランドとしてワインを出しています。

そのためメゾン・ルロワはドメーヌ・ルロワに比べ、価格はとても安いのですが、このワインはしっかりした味わいでした。

2003年ですので、ちょうどのみ頃を迎えており、ヴァイオレット、ストロベリー、少しミントの香りがして華やかな香りを放ち、軽やかで欠点のないワインです。

メゾン・ルロワは契約農家からブドウを買い付けているとは言えブドウ選びにもこだわりがあり、極力化学肥料や農薬を使わずに栽培したブドウしか、買いません。

もちろん醸造過程においても無駄な添加剤、香料、色素を使っていないため、とてものみごこちのよい味わいでした。

お値打ちな1本だと思います。

 

ユニオンスクエア東京でディナーをすませ、ふと東京タワーを見上げるとタワーにハートのマークがかかっていました。

 

 

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震災以来、ライトアップはされていませんが、思わず涙があふれとても心温まる思いで空を見上げながら帰宅しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

キャピタル東急ホテル(旧称 東京ヒルトンホテル)はビートルズが宿泊し、マイケル・ジャクソンやデヴィッド・ボーイも常宿としていた有名なホテルですが、そのホテルにある和食のお店 水簾 でマーブルなお肉を堪能しました。

 

 

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そしてこちらの春らしいお食事

 

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以前、アメリカのワインの専門雑誌で和牛に合うワインは何かとアンケートをとりました。

その結果一位に輝いたのは

カリフォルニアのジンファンデル種 (アメリカ人ですから)

ローヌのシラー種

リオハのテンプラニーニョ種

ボルドーのカベルネ・ソーヴィニオン種

だったようです。

 

また具体的に和牛に合うワインとして以下の銘柄が選ばれました。

02 Shafer CS 

02 Joseph Phelps Cab,

03 Vieux Telegraphe La Crau CDP.

83 Margaux

93Palmer

 

皆さまのご意見はいかがでしょうか?

一番合うと言われていたジンファンデルが選ばれていないのが、疑問なのですが。。。

 

 

 

 

「The View from Bordeaux」 Live-exから写真をお借りしてきました。

 

 

 

さて今年のボルドーは 「Great Vintage」と言われた2009年に続き 2010年はシャトーによって多少のばらつきはあったようですが、全体的にいい出来だったようです。

ただ2009年のようにべた褒めすると、ワインの高騰になるため、評論家も造り手も 「Best ever」 (これまでで最高)とは言うのは控えているようなのですが、1982や1947にも匹敵する とのコメントです。ただ1級シャトーを買うよりもボルドーの白ワイン、もしくはペサック・レオニャンがお勧めとのことです。

 

 

前回のブログでロイヤルウエディングの朝食会はBollingerがサーブされるとお伝えしました。

そしてイギリスのワインの専門誌 「デカンタ」 によりますと オフィシャルシャンパンはPol Rogerに決まったと言う事です。

 

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4月29日に行われる ウィリアム王子とケイトのロイヤルウエディングの朝食でサーブされるシャンパンがBollingerに決まりました。

今Bollinnger社は「ロイヤルウエディング ブレックファースト ペアリング」のメニュー作りに忙しいようです。

故ダイアナ妃の結婚式にもふるまわれたシャンパンですし、ジェームスボンドの映画にも必ずBollingerが登場しますね。

イギリス人はBollinger好きのようです。

 

 

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ウィリアム王子と言えば、実は彼が美術史を選択していた学生時代に、NYのクリスティーズでインターンとして働く事になっていたんです。

残念ながらセキュリティーの問題でクリスティーズで働く事は実現しませんでしたが、彼が働いていいる時の写真をパパラッティに売ったらクビと言われていました。

当時のウィリアム王子はアメリカでも大人気でしたからね。

 

 

 

 

 

 

私の人生は全て「出会い」です。

80年代、まだインターネットが普及していなかった頃、CMに映るかっこいいニューヨークに出会ってしまいました。 NYに憧れ、英語をしゃべる自分を夢見て6か月間だけNYに滞在する予定で渡米しました。。  ところが気がつけばなんと22年も滞在してしまいました。。。。  NYの生活なしに今の私はありえません。 当時のNYは本当に怖かく、恐ろしい経験もしましたが、それでもNYでの生活はとっても楽しかったです。

 そして湾岸戦争中だった91年、シカゴブルズで活躍する、マイケルジョーダンに出会いました。 マジソンスクエアガーデンはもちろんシカゴのユナイテッドセンターやニュージャージー、LAへとジョーダンのおっかけをして彼の試合を見に行きました。実際に見る彼のプレイはまるで黒ヒョウが獲物を狙うかの如く、ボールを追う姿は神がかっており、直接彼にお会いする機会がありましたが、圧倒的なオーラを放っていました。 その後彼の会社、ジャンプインクの商品を日本へ卸す仕事をさせていただくことになりました。 ジョーダンとの出会いで私のNYのライフはいっそう楽しくなり、たくさんの事を学びました。

 そして運命的なペトリュス と出会い。 この世の中にこんな美味しいものがあるのなら、私の人生ワインにかけてみようと思い、ワインの勉強をするためフランスへ渡り、その後NYのオークションハウスで働く事になりました。

 

この3つが私にとっての人生の大きな転機となっています。 

 

そして10年働いたクリスティーズを退社し日本にワイン文化を広めワインオークションを浸透させようと日本に帰国したのが3月の初め。 その11日後に 東日本大震災が起こりました。

なぜ私は22年も住んだNYを離れて今日本に来たのだろうかと思いました。 震災と出会ったとは言わないかもしれませんが、絶対に私は何か日本でしなければいけないことがあるのだと思いました。 

NYにいるときに911を経験し、ニューヨーカーの強さを目の当たりにしました。 不思議ですが、911の後、NYは本当に住み心地が良くなったんです。 皆、優しくなり、一体感が生まれました。 あの頃のNYはみんな目標がひとつでそれに向かって進んでいったのです。

 

そして911を経験した私に出来ることとして5月19日にチャリティーオークションを開催しようと企画しました。

 

テロの後のNYはとても力強くニューヨーカーがみんなひとつになってNYの復興に協力しました。 

テロ後、NYもタンソ菌と言う見えないものと戦いが始まりました。日本の原発と同じです。でもニューヨーカーはすすんで外食をし、映画をみて、パーティーを開いて、買い物をして、NYの経済を巻き返したのです。

ニューヨーカーは負けませんでした。

 

私たち日本人も助け合ってもっといい日本を取り戻しましょう。

5月19日のチャリティーオークションは著名な方、影響力のある方などが賛同していただき、私物などをオークションに出品していただくことになっています。

チャリティーイベントの詳細はまた後日送りますので、是非参加してくださいね。

 

 

 

 

 

 早いもので震災からもう一カ月たちました。

一か月前、テレビから映し出されたまるで地獄絵図のような映像に釘付けになっていました。

そして今、東京はきれいな桜が咲いています。まるで何もなかったかの様に美しく咲いています。

 

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「諸行無常」

 

栄えたものは滅び、若者はやがて老い、そして壊滅から新しく何かが生まれてきます。

 

 

 

今月号の 美ストーリー   の更年期障害の特集で ワインのポリフェノールが更年期障害を和らげるとお話させていただきました。

その記事の中で レスべラトールと言う成分が非常に効果的と話していますが、私は以前からこのポリフェノールの一種、レスべラトールに注目していました。

そして今、この成分が世界中で大注目されているのです。

 

アメリカの「TIME」と言う雑誌でピッツバーグ大学の医学博士がこの成分が放射能を予防すると発表したのです。

皆さん、積極的に赤ワインを飲みましょう!

お隣の国、韓国では空前の赤ワインブームが起こっているそうです。

 

このアーカイブについて


渡辺順子氏プロフィール
ニューヨーク移住。フランスでのワイン留学後、2001 年より世界最大オークションハウス、ニューヨーク・クリスティーズでアジア人初のワインスペシャリストとして活躍。2009 年に退社し、ワイン・コンサルタントとして独立。ワイン投資のアドバイザー及びセラーを管理するセラーマネジメントを行う。欧米のコレクターやワイン商と取引し、アジア諸国に向けて事業展開中。


限定ワイン販売サイト wine18.jp


渡辺順子 著書
『日本のロマネ・コンティはなぜ「まずい」のか』
幻冬舎ルネッサンス新書


雑誌 美ストーリー 5月号掲載
ワインやアムール・・・ 『フランス人は更年期知らず』って本当?


雑誌 Sevenhills セブンヒルズ 5月号掲載
From New York ~世界の街の“今”を現地からお届けします。
コラム「渡辺順子のワインに乾杯!」 Vol.10

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