Sine Qua Non

 

2000年頃からオークションでカルトワインの依頼が増えてきました。

1994年と1997年のグッドヴィンテージに軒並パーカーが高得点を与え、リリース直後からすぐオークションに出品され、高値で落札されるようになり、その後、一気にカルトワインの人気が高まり、投資家だけでなく、ワイン愛好家たちもカルトワインのメーリングリストに名を入れる事がステータスとなったのです。

スクリーミングイーグル、ハーランエステート、ドミナス、ブライアントファミリー、グレースファミリー、マヤはもちろん、世間に名を知らしめたのがこちらシンクアノンでした。

 

 

 

 

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カルトワインと言えば通常、資本力を利用してナパヴァレーの一等地にブドウ畑を買い、おしゃれなワイナリーを構え、マリブやビバリーヒルズの自宅からナパまでプライベートジェットで行き来するスタイルです。

ブライアントファミリーのドンブライアント氏がプライベートジェットでの料金を経費として申告し、ターリー女史から訴えられたのは有名な話ですね。

それに比べシンクアノンはサンタバーバラに小さなワイナリーを構え、独自のスタイルを確立しました。

 今日はパーカーもお気に入りのAtlantis Fe 2bを日本で一番のシンクアノンのコレクター S氏がお持ちいただきご相伴にあずかりました。

チョコレートやブラックベリーカシスの香りがタップリなグルナッシュ主体のワイン。まさにカルトと呼ばれるにふさわしい独特のワインでした。

 

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渡辺順子氏プロフィール

渡辺順子氏プロフィール
ニューヨーク移住。フランスでのワイン留学後、2001 年より世界最大オークションハウス、ニューヨーク・クリスティーズでアジア人初のワインスペシャリストとして活躍。2009 年に退社し、ワイン・コンサルタントとして独立。ワイン投資のアドバイザー及びセラーを管理するセラーマネジメントを行う。欧米のコレクターやワイン商と取引し、アジア諸国に向けて事業展開中。


渡辺順子 著書
『日本のロマネ・コンティはなぜ「まずい」のか』
幻冬舎ルネッサンス新書


雑誌 美ストーリー 5月号掲載
ワインやアムール・・・ 『フランス人は更年期知らず』って本当?


雑誌 Sevenhills セブンヒルズ 5月号掲載
From New York ~世界の街の“今”を現地からお届けします。
コラム「渡辺順子のワインに乾杯!」 Vol.10

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